当社は、平成26年7月時点で設立13周年の若い企業です。それゆえ、申し上げるまでもない事ですがそこには企業としての実績や、社内整備の充実、その他事業運営における各分野においても未だ荒削りの状態で、当然企業としてのコンセプト(基本概念)等という畏まった部分についても、ここに初めて綴る程です。
起業当初を思い返せば、何を根拠に会社を経営する事が出来ると思ったか、それは人並み以上に作る事が好きで、また人並み以上に完成品に自信があったからだと思います。社内でも、たまに思い出した様に話す時があります。どうせ永く仕事をしていくのであれば、その仕事を好きになる様にした方がいいよと。
しかしながら、会社として事業を進め、目的物を完成させる事の報酬として収益を得る以上、当然企業として安定した活動が出来る様努力する訳ですが、私はそこに企業の対外的成長を求めません。むしろ内部(社内)をいかに充実させるか、例えば、事務系技術系により若干の差異はあるにせよ、より共通に近い認識を持って仕事に臨めるか、また、工事担当者それぞれに個性は持っていても、ほぼ同等の目的物を完成させる事が出来る様にしたい等、個々が共有する一個体としての企業集団をその活動媒体として社員個人同士が納得し、更には自身が満足出来る仕事をしながらも、発注企業や顧客により熱意の伝わる事業姿勢を表現していきたいと思っています。
情報伝達及び処理の超高速化並びに数値化により、経済流通が日を追って進む中、当然我々建設業界にもその波が日々満ちては返し、常に乗るべき波の気配を背に感じつつも、基本は自身の五感を使い、すぐ傍らに仕事が見える環境で事業を進めて参りたいというのが、ある意味当社のコンセプトかもしれません。
有限会社一建テック
代表取締役 岩谷憲和
代表取締役 岩谷憲和
専務取締役 岩谷猛士